木村産業の取り組み

環境事業

たいせつな森林資源を有効活用すること。
独自の処理システムで、環境保全に貢献しています。

製材事業者にとって、加工後に発生するバーク(樹皮)の処理は、コスト面からも環境保全の面からもクリアすべき課題でした。木村産業ではNEDOとの共同開発により、バークの直接燃焼による熱エネルギーを活用したバーク(樹皮)処理システムを開発。さまざまな可能性を秘めたバイオマスの有効活用事例として、NEDOの推進するフィールドテスト事業に全国7社のうち1社に選ばれました。

そもそもバークは水分含有率が高いため、燃焼カロリーも低いというデメリットがあります。木村産業ではバークを利用した燃焼効率の高いボイラーを独自に開発し、1日およそ40t〜50tのバークを自社にて処理。ボイラーから発生した100℃もの蒸気はパイプラインによりの木材乾燥機に送りこみ、乾燥材の生産に活用しています。高温の蒸気によりじっくりと乾燥させた木材は完成後の割れもほとんど発生することがなく、高い品質を誇っています。しかも石油等の化石燃料を使用しない分、乾燥材の製造コストも大幅に抑えることができました。近年利用率が高まっている乾燥材の市場において、さらなるシェア拡大を目指しています。

環境事業 図
環境事業作業
環境事業作業
環境事業作業

岩手県 県有林J−クレジット 売買契約締結

Jクレジット制度とは、森林経営や省エネルギー機器の導入などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度となります。
岩手県では、県有林での間伐による二酸化炭素(CO2)吸収量について、環境省オフセット・クレジット(J-VER)制度の認証基準に従い、「岩手県県有林J-クレジット」として販売を行っております。
企業の活動で、どんなに努力をしても発生してしまうCO2(=カーボン)を、森林による吸収や省エネ設備への更新により創出された他の場所の削減分で埋め合わせ(=オフセット)する取組をカーボン・オフセットといいます。
弊社でも、カーボン・オフセットに取り組むため岩手県県有林J−クレジットを購入し、温室効果ガス削減に貢献してまいります。

岩手県 県有林J−クレジット 売買契約締結
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